平成23年度 創立125周年記念 函商同窓会総会・懇親会 総会2ページ | |||
新役員紹介 |
退任役員感謝状贈呈 |
《「校歌額」の説明》 函館商業高校は、昭和20年3月の失火により、戦前の五稜ヶ丘時代の校史資料 を烏有に帰した。校歌に関する資料も失った。近年になって作詞者、作曲者および 楽譜について新しい資料が見つかった。 函商創立125周年記念にあたり、「校歌の作詞者・作曲者の肖像写真および校歌 の原譜」を額装し、寄贈します。以下概略を紹介をいたします。 作詞者【青木存義(あおき・ながよし)】 明治12年生〜昭和10年没。宮城県・松島町(まつしままち)出身。 東京帝国大学文科大学文学科(現東京大学文学部言語文化学科)卒業。 文部省(現文部科学省)図書監修宮、 図書編修課長<この時期に函館商業学校の校歌作歌>、 図書局長出張中不在代理や文部省督学宮を歴任。 新潟高等学校(現新潟大学)校長。 作品 唱歌「どんぐりころころ」(梁田貞・作曲)、「お池のひごひ(福井直秋・作曲)」 「山雀太夫(弘田龍太郎・作曲)」「箱庭(中田章・作曲)」など。 作曲者【信時潔(のぶとき・きよし)】 明治20年生〜昭和40年没。大阪市出身。 東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)研究科作曲部終了。 助教授時代に文部省在外研究員として独逸へ2年間留学。 同校(同大学)教授<この時期に函館商業学校校歌作曲>。 作品 歌曲「海ゆかば」「沙羅」 交声曲「海道東征」 ピアノ曲「木の葉集」 唱歌「遠足」「」「一番星見つけた」「電車ごっこ」など。 全国の学校の校歌、寮歌、団体歌など約900曲を作曲 【校歌原譜の判明】 「信時ミイ氏による浄書譜」 作曲者信時潔氏が書いた曲をミイ夫人が浄書した楽譜である。 函商校歌の原譜は現存し、最近確認されました。 平成22年6月 信時裕子(信時教授夫妻の孫)さんの書簡「祖母ミイの筆跡 です。作曲当時収めたものと思われます。」 8月 熊谷はる子(信時教授夫妻の長女)さんの書簡「父の鉛筆書 きの原稿を母が浄書していました。 なお、『五稜ヶ丘』57号に「青木存義」「信時潔」の略歴および「校歌原譜発見のいきさつ」 を紹介します。
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校歌楽譜額贈呈 大角愼治(新13回) |
校歌楽譜贈呈 小池田 宏(旧45回) |
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総会の様子 |
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閉会のことば 若狭副会長 |