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 校歌作詞者 青木存義先生  (唱歌「どんぐりころころ」の作詞者)  については同窓会会報「五稜ヶ丘」57号の64・65ページに
旧職員 大角愼治(新13回生)様の寄稿により紹介されました。旧校歌についても次の資料を御借りしましたのでホームページにUPします。

 平成 30年(2018年)07月20日 現在

北海道函館商業高等学校 「旧校歌 」略年譜
   ― 大角愼治著『校歌の周辺』所載「旧校歌の軌跡」に加筆 ―      2021.10.23更新
1912年(明治45年・大正元年)

大 正
元年 終わり頃  安田尚義(やすだ・なおよし)教諭 神山和雄(こうやま・かずお)校長に依頼
   された校歌歌詞を提出 ⇒『函商八十年史』
2年 3月 安田尚義教諭 病気のため宮崎県上江村(現高鍋町)に帰休
2年 − − 校歌制定・・・『函商百年史』―初の「校歌制定」の記述
3年 9月14日 神山和雄校長転任
5年 4月 − 入学式で「校歌斉唱」(最も古い歌唱記録) ⇒『五稜ヶ丘』17号
   (大正2,3,4年の歌唱記録は不明。継続調査中)
   ※ 譜は、旧制第一高等学校の寮歌「嗚呼玉杯に花うけて」(明治35年作)を借用
5年 5月 大正5年度『學校一覧』(現存中最古)には「校歌制定」の記述なし
6年 1月 4日 氏江富雄(うじえ・とみお)教諭転任
   ※ 氏江教諭は寄宿舎(寮)舎監で寮歌の作詞者。譜は旧一校寮歌借用
10年 4月14日 函館區大火・・・校舎・校史資料は烏有に帰す
11年 7月22日 五稜ヶ丘へ移転・・・11年度から五間口 定員250名
12年 3月 5日 吉岡熊雄校長着任
   4月 − 校歌歌詞の一部変更 「静かに学ぶ半千の」→「静かに学ぶ一千の」
15年 3月 7日 『第27回卒業記念寫眞帖』に吉岡熊雄校長の筆で校歌初掲載
15年 7月 1日 『校友會雑誌』8号に校歌と同歌詞が「校友會歌」として掲載
 
昭 和
元年頃(推定)  新校歌作案検討中、校歌(旧校歌)を第二校歌、新校歌を第一校歌とする案
   があるも実現せず
4年 5月 新校歌制 作詞・青木存義(あおき・ながよし)、 作曲・信時潔(のぶとき・
   きよし) ⇒昭和11年度『學校一覧表』に「五月」と表記
4年 7月 1日 (旧)校歌は「仮校歌であった」、「作詞者は氏江富雄」と記述 ⇒『創立四
   十年周年記念 函館商業學校沿革史』
21年 6月30日 創立60周年記念『學校一覧表』に旧校歌は「氏江富雄 作歌」とあり
31年10月 3日 『函商五稜ヶ丘』30号に安田尚義教諭「なつかしき函商」を寄稿されたが、 
   記事の一部が切れていた。この未掲載の文中に「作詞」に関する内容が
   あったのではないか?そして『七十年のあゆみ』に「校歌作詞者・安田
   尚義」という記述へとつながったものと推定<それまで作詞者は「氏江富雄」
   教諭と認識されていた>
33年 4月 − 『七十年のあゆみ』に旧校歌の作詞者は「安田尚義」教諭と表記
41年 11月 1日 東京函商同窓会 母校創立80周年記念祝賀会で大橋荘二教諭指揮で「旧校
   歌」歌唱
44年 7月 1日 『函商八十年史』の安田尚義稿「六十年前の函商の思い出 校歌のこと」に
   より、@作詞者判明、A作詞年判明、B県立鹿児島図書館で自作の歌詞が
   函商校歌になっていたことを知った
48年 8月− 函商創立90周年記念レコード『校歌・応援歌集』に「旧校歌」収録。
   BGMは「嗚呼玉杯に花うけて」。平成13年新校舎落成記念品にCD化
52年 6月24日 東京函商同窓会会報『臥牛』に「旧校歌」掲載始まる。現在も続く
 
平 成
18年まで 東京函商同窓会で昭和4年時在学していたOBが出席して旧校歌を歌唱
24年 2月25日 大正8年5月10日(函館大火前)発行の『續校歌ロオマンス』の中に「函
   館商業学校歌」を発見 ・・・ 作詞が成って100周年
24年 6月13日 函商札幌同窓会 旧校歌作詞100周年にあたり「旧校歌」歌唱披露
25年 4月 1日 『北辰』15号に大角愼治「旧校歌 作詞なって百周年 函商札幌同窓会で
   懇親会で披露」寄稿
26年 3月31日 大角愼治著『校歌の周辺』に「旧校歌の軌跡」を収録
   <旧校歌歌詞の復元を図るも10数種の表記が存在していることが判明> 
30年 5月10日 鷲田清一編著『大正−歴史の踊り場とは何か』(講談社刊)所収 東京大 
   学大学院教授(文化資源学)渡辺 裕 文学博士稿「校歌」の章(22ペー 
   ジ)で函商の「チャイナメ節」と「旧校歌」について記述(5ページ) 
 
<h 30(2018).07.20現。 随時変更あり。利用に当たってはご連絡を。 大角愼治(新13回)> 


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